【「欲しい！」が見つかる。エピソード1】アルモードのお役立ち機能「内扉式構造」

2021.10.28アルモード情報

内扉式構造とは…

内扉式構造とは

内扉式構造という言葉は、普段、余り聞き慣れない言葉だと思いますが、皆さんの日々の生活の中にも内扉式構造に

なっているものはあります。

よく見かけるものは、玄関のドア、ガレージの扉、物置のドア、パーテーションの扉などが内扉式構造になっている

ことが多いです。

これらと同じような構造がアルモード商品の中にもあるのです。

どの商品かというと、それはパネルと呼ばれるジャンルに存在しております。

アルモードのパネルのセット方法には、「アタッチメント式」、「フレーム開閉式」、「スライド式」、「前面パネル

オープン式」、「裏板取りはずし式」があります。

この中の「前面パネルオープン式」、いわゆる扉での開閉仕様の中に、ベルクには「内扉式」構造というものがあります。

扉付きパネル（商品）で一般的な仕様は、扉がベース本体にかぶさる「かぶせ式」構造、もしくは、同位置に来る構造が

多いです。

内扉式構造は、それらとは異なり、扉がベース本体の内側に来る仕様になります。

かぶせ式　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　内扉式

こんなところにも内扉式構造

この仕様が施工時にどうお役立ちになるのか？ということになりますが、その前に余談を1つ…

パン屋さんにあるデッキオーブンですが、こちらにも内扉式が存在しているようです。

一般的には外扉式と内扉式に大別されて、外扉式が主流とのことです。

ですが、この外扉式と内扉式の違いで、種類によりますが、パンに与える効果も違ってくるらしいのです。

焼成中に蒸気を使用するケースで、外扉式は炉内から大きな力が加わり、扉が外に押されて開いてしまいます。

するとフランスパンやドイツパン、ベーグルのように焼成する際に大量の蒸気を使用するパンには、扉が開いた時点で、

蒸気を外に逃がすことになってしまいます。

それに対し、内扉式の場合は、蒸気によって扉に内側から力が加わりますと、外へ向かう方向に力が加わることは同様

ですが、外扉式と違って、扉が閉まる方向に力が加わることになります。

そのため蒸気を炉内に保持してくれます。その結果、カリッとした美味しいパンが焼きあがるとのことです。

デッキオーブンとは異なりますが、ベルクにも内扉式構造にすることで、施工時にお役立ちできる設置方法が2つ

あります。

開発秘話

ベルクにこの内扉式構造ができた背景を説明しながら、お役立ちできる設置方法とその商品をご案内したいと思います。

当時の記憶

アルモードがパネルの基本形になるように、パネルのスタイルを体系立てて揃える。

どういうスタイルが、どういう開閉方式が基本形として必要か、どれが最も簡単で良い方式か追及する。

市場で役に立つ商品群として定番化になるように。

…という想いで可能性を広げていこうとしていました。

開発のいきさつ

扉フレームをかぶせ式にすると、どうしても厚みが出てきます。

薄型掲示BOXまではまだ良かったのですが、大型の掲示板や内照パネルとなると、どうしても厚みが70㎜くらいに

なってしまいます。

そこで、安全性のためにコーナーをアールにするなど配慮したものを作りました。

中にはどうしても出っ張りが嫌だという声もあり、「埋め込みにしたい」と言われるお客様の声が寄せられました。

公共の場で採用していただくためには、安全第一にしなければならない。

実際、造作商品で出っ張りをなくして埋め込みにした掲示板や内照パネルは駅やデパート、地下街などの当時の

流通上で主流だったシーンに多く使われていました。

もう1つの理由はパネルの横にスペースを無くし、「複数のパネルの連接を可能にする」ということです。

かぶせ式の場合は、扉を開閉のために、どうしても周囲に少しスペースを開ける必要があります。

そのご要望から、実際に使用する利便性を考え、アルミの特性（細く、スッキリしたデザイン）を生かしできあがった

のが、『内扉式構造』です。

※アルミの特性につきましては、アルモード情報「ディスプレイブログ【ポスターパネル8】」を下記のバナーからご参照ください。

お役立ちできる設置方法

内扉式構造だからできる『埋め込み設置』

613 W B2

内扉式なので、壁面に埋め込んでも扉の開閉には全く問題ありません。

扉を開くための指や手を入れる余計なスペースが不要です。

埋め込み設置ができると

・仕上がりの見た目がスッキリし、意匠感がアップする（色合わせ・パネルと壁面とのコンストラクション）。

・壁面と一体型のデザインができる（壁面と面合わせ）。

・壁面からの出っ張りが無くなるので、安全性が増し、〈ぶつからない〉〈引っ掛からない〉などケガ防止対策にもなる。

・造作の飾り枠の中に収められる。

埋め込み設置は、商業施設・マンション共有部・駅など人通りの多い場所で望まれており、これらの場所でよくインフォ

メーションボードとして使われています。

※内照式パネルの場合は、周囲・裏面に必ず空気対流ができる放熱空間を設けてください。

内扉式構造だからできる『連接設置』

613 K B2×3

内扉式なので、ピッタリ連接設置しても扉の開閉には全く問題ありません。

扉を開閉する時に本体の外側のスキマに指や手を入れないで済みますので、天井や壁面との間が狭い場所でも使えます。

連接設置ができると

・複数のポスターをストーリー仕立てでPRできる。

・一体感のあるPRが自由自在にできる。

・インパクト大のPRができる。

連接設置は、飲食店・シネコン・催事場などで望まれており、これらの場所で販促・入店促進用にメニュー用パネルや

案内板として使われています。

対応商品

内扉式構造の商品は、壁面設置することが多い、掲示板とLED内照パネルでラインナップを展開しています。

LED内照パネルは屋外用もありますので、外壁を使用してのアイキャッチ効果も望めます。

屋内用壁面掲示板　613/6613

613

LB(ライトブロンズ)　　　　　　　　　　 W(ホワイト)　　　　　　　　　　　　　　　K(ブラック)

6613

LB(ライトブロンズ)

W(ホワイト)

K(ブラック)

●カラーはライトブロンズ/ホワイト/ブラックの3色で、落ち着いた色合いは、公共シーンにおすすめです。

●サイズはA3からB0ヨコまで展開

・613　→　B1/B2/B3/A1/A2/A3　タテ型　扉式

・6613　→　B0ヨコ/A0ヨコ　ヨコ型　はね上げ式

●中の仕様も3種から選べます。

・掲示シート仕様　→　掲示物を画鋲で止める仕様

・ホワイトボード仕様　→　掲示物をマグネットで止める仕様

・マグネットクロス仕様　→　掲示物を画鋲・マグネットで止める仕様

613 LB B1　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　613 K B2

6613 W B0ヨコ

屋内用LED内照パネル　FE9890/FE989

●カラーはステンの1色

●ベーシックなデザイン

●照度は4,000lxと2,000lxが選べます

・FE9890　→　2,000lx

・FE989　→　4,000lx

●サイズはFE9890・FE989共に、B1/B2/A1/A2　タテ型

●扉式クリップ金具付きなのでソフトのセット・交換も簡単便利

A2　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　B1

屋外用LED内照パネル　FE925/FE9925

FE925

S(ステン)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　K(ブラック)

FE9925

S(ステン)

K(ブラック)

●カラーはステン/ブラックの2色

●屋外で使用する際に安心の鍵が標準装備（イタズラ・盗難防止）

●本体自体が薄型で、厚さ49mm

●照度は4,000lx、サイズはA2からB0ヨコまで展開

・FE925　→　B1/B2/A0/A1/A2　タテ型　扉式

・FE9925　→　B0ヨコ　ヨコ型　はね上げ式

●クリップ金具付きなのでソフトのセット・交換も簡単便利

FE925 B1　　　　　　　　　　　　　　　FE9925 B0ヨコ

屋外用LED内照パネル　FE9240/FE924/FE99240/FE9924

FE9240・FE924　　　　　　　　　　　　　　FE99240・FE9924

●カラーはステンの1色

●ベーシックなデザイン

●照度4,000lxと2,000lxが選べます

・FE9240/FE99240　→　2,000lx

・FE924/FE9924　→　4,000lx

●サイズはA2からB0ヨコまで展開

・FE9240/FE924　→　B1/B2/A0/A1/A2　タテ型　扉式

・FE99240/FE9924　→　B0ヨコ　ヨコ型　はね上げ式

●オプションで鍵（イタズラ・盗難防止）も付けられるので屋外でも安心

●クリップ金具付きなのでソフトのセット・交換も簡単便利

FE9240・FE924 S B1タテ　　　　　　　　　　FE99240・FE9924 S B0ヨコ

アルモードは今後も、「今」と「これから」に求められる商品の開発を行っていきます。

様々な設置方法や場所に対応するバリエーションを取り揃え、空間の雰囲気を損なうことなく情報発信ができる商品を

市場に送り出していきます。

【「欲しい！」が見つかる。エピソード1】 アルモードのお役立ち機能「内扉式構造」