案内板・掲示板スタンドの開発物語

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掲示板スタンド開発の物語

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掲示板スタンド開発に至った背景

アルモード商品の中で掲示板スタンドの開発は最近のことで新しい商品です。アルモード商品の使われる場所が店舗中心だったというのが大きな理由です。店舗とオフィス、公共施設では市場が異なり業界もそこでビジネスをされている会社様も異なります。オフィス市場は店舗と違って市場規模が大きく扱われる品目も多岐にわたります。私どものサインディスプレイ業界は実際はもっと大きいのでしょうが、その中のひとくくりが当社を含めた既製品の商品分野ということになります。実際そのような業界や分野があるということではなく、勝手にくくっているだけなのですが…

開発したいきさつはオフィスや施設、公共施設でも使ってほしいと思ったことと、グリーンモ―ドという「空間デザインのための新しいグリーンスタイル」関連商品を開発して展開しているとオフィスでの引き合いが多く、オフィス業界での取引が増えてきたということが重なり、グリーンだけでなくアルモードでもオフィス向け商品を開発しようとなりました。

オフィスは店舗と違って不特定多数の人が日々出入りするのではなく決まった人が使う比率が高く、集客をはかるという概念がありません。実店舗の場合は多かれ少なかれ多くの人に来てもらって買い物をしてもらう、食事をしてもらい売り上げを上げるのが目的になります。ですから集客というのは大きな必要項目なのです。

かたやオフィスはたくさん来てもらうということは必要ありません。決まった人がその中で業務をこなし、生産性を上げて決まった目標に向けて活動していくというスタイルです。どちらかというと、装飾やデザインというより機能性とコスト重視の側面があります。いかに効率を追い求めるか同じものならいかに安く購入するかを基本に商品を選んでいるのではないでしょうか。昭和から平成までのオフィスとは先進的な一部を除いてそのような印象でした。

都会の大手企業では進んでいるのでしょうが、中小企業や地方の企業になるとなかなかオフィスの環境改善まで手が回らず、昔のままのスタイルを継続して続けているところがほとんどのようです。平成の後期あたりから一気に変わってきましたが、それまでは機能性重視でパッとしない備品を使っていたように思います。店舗業界がどんどんきれいでデザイン化されていく中でオフィスはまだまだ遅れているように思えました。

そこで私どもはオフィスにもデザイン性を高めた商品を提案したい、もっと最低限の機能性だけあって安い物ではなく生産性を上げるためのオフィス改革に貢献したいと思い、商品の開発に取り組み始めました。

GR5033×5/GR5000×2/GR5002/GR4041×12/GR3348×2/GR3350×2/GR2521/GR2524/GR5016×2/GR5015

まずはグリーンモードです。オフィスには観葉植物がおかれていましたが、空間コーディネート、空間デザインというよりは備品として設置してある程度におもえました。

そこで私どもはオフィスにもデザイン性を高めた商品を提案したい、もっと最低限の機能性だけあって安い物ではなく生産性を上げるためのオフィス改革に貢献したいと思い、空間デザインに役立つグリーンアイテムを開発し、オフィス空間に癒しと安らぎ、生産性の向上とイメージアップを提案しています。

おかげさまでグリーンモードはたくさんの会社に評価いただき、多くのオフィスで採用されています。もっともっと広がればいいと思って日々新しいオフィスを描きながら開発を続けています。

グリーンは現在進行形ですが、アルモードの方では店舗向けの商品なのでそのままではオフィスでは使いにくいという印象があります。一部のフロアスタンドやサインスタンドはオフィスでも高評価をいただきたくさん使われるようになりました。でもまだまだ少ないです。もっとオフィスで使える物を、オフィス空間でのニーズを形にしていきたいと考えていて、この度掲示板に目を付けました。

掲示板はどこでも使うものです。なくてはならないものですが、ホワイトボードという使いやすい物があるため、まだまだホワイトボードだけが使われている印象があります。必要な掲示板をもっとおしゃれに、装飾性と機能性を高めたものにできないかと考え企画していきました。壁面の掲示板にも着手していますが、スタンドにも目を向け、掲示板スタンドを開発しました。

どういう切り口で商品化を行っていくか

アルモードの商品開発は「新スタイルの創造」という根底にある狙いがあります。どの分野でも我々の考える新しいスタイルを作り出し世の中に提案していこうと考えているわけです。今まで必ずしも満足のいく商品ばかりではなかったかもしれませんが、新スタイルを出していこうと開発を進めてきました。

今回の掲示板スタンドは全くの新ジャンルではないので市場にあるもの、他社さんとは違ったものにしようと考えて企画していきました。全くの独りよがりでは使っていただく方に使いにくいものになってしまいます。使いやすく、こんなの欲しかったんだと言っていただけるようなものにするためにもがきます。幸い店舗向けではありましたが、アルモード商品で培ったノウハウもあり、つくることにかけては何とかなります。

どこに向けてどんな要望をかなえるか、どういうお役立ちになるか。日々そればかり考えているのでニーズ吸収能力も上がっているかもしれません。

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まずはデザイン性です。加飾ではなくシンプルデザインでスマートに仕上げました。正面から見て細身の柱、フレームにしたことでずいぶんスッキリしました。面板は木調のクロスにしてインテリア感を出しました。ホワイトボード面は割とオーソドックスですが、ブラックボード面の商品もアイテムに加えました。

掲示板にもブラックボードのものがありますが、掲示する紙が白ベースのものが多いので黒バックの方が目立ち、引き立つという効果があります。案内が埋もれないのでいいのです。また写真や画像の案内を掲示した際に引き立ちます。きれいに見えるしかっこよく見えます。写真を額装する際にマットに黒のマットを使うことが良くありますが、同じ理由で中身を引き立てる効果があります。

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意匠面は細身と色で工夫しました。最低限の構造でどう作り上げていくか、ここからが第2の開発です。掲示板スタンドは移動して使うことが考えられるので、キャスターは標準装備しました。そして移動する際、力がかかるためある程度の強度が必要になるということです。

意匠デザインを優先すればもっとスマートにしたい、強度面を考えると最低限ここまでの強度は必要。意匠は優先するが強度に不安があるのでは使っていて不都合がある。ここは強度を優先しました。見た目には横桟1本ですが考え抜いての選択でした。

おかげでキャスターを生かした性能は上がりスムーズな移動が可能となりました。収納の際にスタッキング可能にするというのはある程度の数を使う場面が想定されるため必要条件でした。そういったことを踏まえて出来上がった商品がアルモード掲示板スタンド2617、2618です。

2617

スッキリ細身のフレーム柱 
移動スムーズキャスター

2618

2618 W 435×880
2618 K 435×880
黒のフレーム柱が木目を引き立てる
移動スムーズキャスター

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