掲示ボードの用途、使い方

目次

掲示ボードとは?

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表面に透明カバーのない面板むき出しの掲示板を掲示ボードと呼びます。掲示板としてお知らせ、告知、案内、情報を掲示します。掲示する内容が不特定多数の為、見やすい場所に設置されインフォメーションボードとしての役割をはたします。

本来の掲示板のことですが、マーカーボードやチョークボード、コルクボードなどのボード型掲示板のことも掲示ボードと呼んでいます。

掲示板の歴史は古く、古代ローマ時代にあったと言われています。それほど古くからある掲示板ですが、長い歳月を経てもそれほど変化していません。現在では※電子掲示板としてネットでの書き込みなどができる相互情報交換用途のものが主流ですが、同じ掲示板でも使い方が多少異なります。

電子掲示板(でんしけいじばん、BBS、英語: Bulletin Board System)とは、コンピュータネットワークを使用した環境で、記事を書き込んだり、閲覧したり、コメント(レス)を付けられるようにした仕組みのことである。

「電子掲示板」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2023年1月19日 (木) 22:28 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/電子掲示板

今回の解説は電子掲示板ではなく壁に設置して情報を掲示、案内する掲示板のことを指しているので、大きくは変化していないと言っています。ピンナップボードとしてベニヤに掲示クロスを貼ったものを面板として周りをフレームで囲ったものが一般的です。ここでは便宜上、表面を透明板カバーで覆っていないものを掲示ボード、透明板カバーで覆っているものを掲示板と呼びます。

最近では画鋲やピンによるピンナップが危ないということで、マグネットによる掲示が増えています。マグネットとピン両方使えるマグネットクロスも人気です。

掲示ボードの用途

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面板があってそこにお知らせや情報、案内、告知を掲示するインフォメーションボードの役割です。公共空間や地方自治体、学校、オフィス、マンション、集合住宅、アパート、スーパーなどで使われています。マグネットの掲示ボードをよく使う所では病院、クリニック、老健施設、オフィスがあります。

掲示ボードの目的は情報を案内、お知らせすることですが、ある程度の大きさのものを壁に設置することから機能性重視だけでいいかとも思います。様々な場所がおしゃれになっていて内装にもデザイン性が求められる昨今の状況から、掲示ボードにもデザイン性が必要ではないかと思います。

何も奇抜な造形にしようというのではありません。シンプルでスマートなものにする。クロスの色には配慮する。フレームはありなし含めどちらもデザイン性を考慮する。そのような環境の中で掲示ボードも選ばれるといいと思います。

特に最近では装飾的なアートパネルやファブリックパネルを壁に飾ったりする機会も増えています。掲示ボードもアートパネル、ファブリックパネル的に装飾性のあるものを選ぶと雰囲気がかわっていいと思います。

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掲示ボード(掲示板)の用途は多くあります。情報、案内全般ですから細かいことまで含めればきりがありません。それほど多岐にわたる掲示ボード(掲示板)ですが、一時に比べて設置数が減少しています。

それはポスターパネルの登場です。

掲示ボード(掲示板)とポスターパネルの違いは、掲示ボード(掲示板)は情報掲示スペースに様々な情報を不定期にランダムに掲示する物。情報伝達の手段が少なかった昔は掲示板が情報伝達の主な方法だったのです。ですから皆は掲示板を必ず見ました。新しい情報がないか確認する意味もありました。様々な場所で掲示板は情報伝達の主役として活躍したのです。

一方ポスターパネルはポスターをズバリサイズでセットして掲示するフレームパネルです。中身が変わることはありますが、ポスターのサイズは同じものを掲示していきます。広告やメニュー、PR、イメージパネルとして使われています。特に広告、PRスペースとしての活用が増え、多くの場所で設置されるようになっていきました。設置後も正面から簡単にポスターのセット、入れ替えが簡単にできるポスターパネルの登場が大きく寄与しています。

ポスターパネルが増えたからと言って、元々の掲示板の用途が無くなったわけではありません。掲示板の用途を掲示ボードはずっと果たしています。オフィス、工場、病院、クリニック、老健施設、マンション、集合住宅、アパート、地方自治体、公共空間、文化施設、学校、学習塾、官公庁、スーパー、ショッピングセンターなど公の場所ほど掲示ボード(掲示板)を設置しています。

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掲示ボードのちょっと広い用途についてご紹介します。

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ブラックマーカーボード、チョークボード、コルクボードと呼ばれる簡易型のボードです。壁に設置される場合もありますが、どちらかと言いうと簡易型で直付けするより引掛けたり吊り下げたりして設置します。

また、もっとも多い使い方がイーゼルやパネルスタンドに載せて設置するという方法。簡易に使えて手軽です。スーパーの店頭や飲食店の店頭、物販店、サービスショップの店頭、銀行、サービスエリア、道の駅、スーパー銭湯に至るまでありとあらゆるところで使われています。

それぐらい情報伝達を必要としているのでしょう。

掲示ボードの使い方

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ロビー、エントランス、待合スペースにインフォメーションボードとして設置する。地方自治体、官公庁、公共機関、病院、クリニックなどは不特定多数の人が出入りする場所です。

情報としての公開、告知事項もあるので掲示板の設置は必須です。ほとんどの場所でもうすでに設置されていると思われます。これから付け替える、新規に導入をご検討の場合は、今後を見据えた新しいスタイルをご検討ください。

マグネットで掲示する(マグネットはバータイプの物か大きめのものがいいかと思います。子供の誤飲を防ぎ、磁力が強くしっかりと紙を保持できるためです)のが最近の傾向です。危なくなくていいと思います。

面板はある程度の大きさが必要となります。連接していくタイプもありますから、サイズは現場環境に合わせてお選びください。

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エレベーター横のスペースは情報を案内するのに適している場所です。真横だけでなく正面も含めエレベーターホールとしての空間があったり多くの人が必ず利用する場所のため、見てもらうにはいい場所だからです。

オフィス、オフィスビル、雑居ビル、学校、病院、大型店舗などは設置しやすい場所です。複数の企業が入っている大型ビルの場合は個別の掲示板は設置しにくいですが、フロア全体が1企業の場合はオフィスの入口の役割もあるので他にいい場所がない場合などに検討されるいいと思います。

マグネットで掲示する(マグネットはバータイプの物か大きめのものがいいかと思います。子供の誤飲を防ぎ、磁力が強くしっかりと紙を保持できるためです)のが最近の傾向です。危なくなくていいと思います。

スッキリとしたタイプのシンプルなものがいいでしょう。掲示クロスの色は病院でしたら柔らかいグリーン系やアイボリー、ベージュ系、白などがいいと思います。オフィスや学校などではライトグレー、ベージュ、白(ホワイトボード)が落ち着いていて好まれます。さっぱりさせるならアイボリーが人気です。店舗などは明るめのアイボリー、落ち着いたベージュあたりが多く使われます。

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エレベーターまわりのエレベーターホール、ロビー、エントランスの中でも特に利用度の高いのはマンションです。マンションは住民が必ず通る場所に設置しないと個別に案内しないといけないため大変な手間がかかります。共同利用している部分や利用上の案内、お知らせ、水道、電気などのインフラ環境の連絡、注意事項などがあるものです。

マンションの内装に合わせたデザインのものがおすすめです。シンプルでスッキリとしたものがいいでしょう。

マグネットで掲示する(マグネットはバータイプの物か大きめのものがいいかと思います。子供の誤飲を防ぎ、磁力が強くしっかりと紙を保持できるためです)のが最近の傾向です。危なくなくていいと思います。

面板が黒のタイプは掲示物が目立って見やすくなります。面板が白のタイプはすっきりとしています。クロスの色では内装に合わせて選ぶべきだと思います。アイボリー、ベージュ、ライトグレーが多く使われます。

風除室の壁に設置する

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店舗の場合は風除室が設けられていることが良くあります。スーパーや専門店、大型店、雑居ビルなどでは掲示板を設置して案内することが一般的です。サイズ的に大型にする傾向があります。

既製品ではなくオリジナルで造作することが多いですが、連接タイプを使えば便利です。

通路の壁に設置する

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オフィス、地方自治体、公共施設、文化施設、工場、学校、病院などはロビーやエントランスに設置しにくい場合があります。設置したとしても部署、部門によって案内する内容が異なる場合もあります。1箇所では皆の目に届かない場合もあります。

そんな場合は通路の壁を利用して設置します。通行上目に留まりやすく、見てもらうにはいい場所です。設置上は通りなので、薄型にするか出っ張りを少なくする。角の丸い物を採用するなどして安全面に考慮するといいでしょう。

フロア案内サインやポスターパネル、表示パネルと合わせて設置する

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特に公共的な場所はフロア案内とセットで横並びでの設置が多いです。情報をまとめて見てもらうため別々よりはわかりやすくなるのでしょう。

企業のオフィスや工場、学校、文化施設などの場合はメッセージ性のあるスローガンや方針、理念またはポスターなどのパネルを合わせて設置することもあります。

理由は上記と同様、見てもらいやすい場所に設置するため場所が同じになる、合わせてみてもらう、常に見てもらうことで意識してもらうようにする。あえてパネルを変えて表示することで特別感をだして個別に見てもらうようにすることが可能となります。

病院、工場、公共施設、文化施設、店舗などの内装デザインに合わせた装飾性のあるデザインのものを使う

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フレームを木調にする、クロスの色を明るくしたり、かわいくするなどは設置場所のイメージに合わせて使うというのもいいでしょう。

掲示板はもともと公共的なイメージが強いため、できるだけ無機質でシンプル、目立たないものを選ぶのが一般的でしたが、店舗や病院、クリニックなどは内装がおしゃれになっていたり、かわいい明るめのイメージにしていたり、皆様工夫されています。

そんな中では掲示ボードもおしゃれデザインのものを採用してもいいと思います。透明カバー付きの掲示板より掲示ボードの方がデザインに幅があり、選べる種類も豊富です。特に最近はマグネットボードとしておしゃれ掲示板の商品がメーカーからも発売されています。

ブラックマーカーボード、チョークボード、コルクボードと呼ばれる簡易型のボードを使う

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イーゼルやパネルスタンドに載せて設置する。スーパーの店頭や飲食店の店頭、物販店、サービスショップの店頭、銀行、サービスエリア、道の駅、スーパー銭湯など、どこでも使います。

サイズ的に大きくても900×1200まででしょう。中型クラスのサイズの情報案内を壁のない場所に設置して案内する。人通りのある場所に人に向かって設置するため見られる確率が上がります。少し低めに設置することで近くからのぞき込むという形での見せ方です。

イベントやキャンペーン、お知らせ、サービス情報が多く、公共的なインフォメーションというよりは販売、営業的な告知の使用方法が主流と思われます。

壁に設置して使う場合小型でコスト的にもお手頃価格なので、狭いスペースや個人営業のお店などは重宝すると思います。壁に直付けするのではなく、引掛けたりフックにひも掛けしたりして設置します。


いかがでしょうか。掲示ボードの用途、使い方を解説しました。世の中で広く使われている掲示ボードですが、長い時間をかけて変化してきているように思います。古くからあるものと混在して使われていますが、これからだんだん変わっていくことでしょう。少しでも参考になれば幸いです。


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