⚠️ご注意
フレームレス掲示板でオフィスのインテリアをかっこよくしたい。そんな思いから、掲示ボードの開発に取り組みました。ひと昔前のオフィスはいかにも事務機器という、スチールでねずみ色の机や椅子が多く見受けられました。それから材質もデザインも進化を遂げてずいぶんおしゃれになり、オフィスにも機能性だけでなくデザインの要素が浸透してきたように思います。
そんなオフィスですが、机と椅子、キャビネットなどの大型家具が中心、掲示板はまだまだ機能性重視でデザイン要素が低い気がします。
そこでオフィスをもっとおしゃれにしたい、掲示板もおしゃれにしたいと開発に取り組んだのが、超薄型掲示ボードです。まず画鋲やピンではなく、マグネットオンリーにしようと割り切りました。掲示物に刺して穴をあけるというのが嫌だったのと、とがったピンが危険だと感じたためです。
それからシンプルを極めようと、フレームのない超薄型のフレームレスデザインにしようと考えました。ただ、ボードの板だけでいいかを見た時に、細いエッジフレームが回ったデザインの方がアクセントがあってかっこいい、エッジの細さはいろいろ見ていくと2㎜が1番いいという結論に達しました。フレームレスといいながら2㎜厚のエッジフレームを回しました。たった2㎜ですが、このエッジが効いていると思います。
取り付けのことももちろんありました。金具が表に出ないすっきりしたもの、我々だけのこだわりかもしれませんが、妥協したくないポイントです。
エッジフレームはアルミのステン色、面板はホワイトとブラックの2色、692にはブラックを加えました。バックがブラックだと掲示物は浮き出て引き立ちます。
白い壁にホワイトのボードも溶け込んでいいのですが、掲示物が目立ち、目が行くようにするためにブラックがいいと考えました。ホワイトかブラックかは、まわりの景観と掲示板の役割を鑑みて選んでいただいたらいいと思います。
もともとオフィスをおしゃれにしたいとスタートした掲示板ですが、オフィスだけでの使用を考えていたわけではありません。デザインを意識した場所、クールデザイン(かっこいい系)を意識した場所には合うはずです。マンション1階ロビー、ビル1階ロビー、学校通路、美術館、博物館のロビー、競技場ロビー、ファッションビル通路、ホテルロビーなどにおすすめします。
壁に直付け用ですが、垂直吊り金具セットを付けるとワイヤーハンガーで吊るすことができます。
薄型ですが、コーナーの角が気になる場合はコーナー保護パッドをお使いください。
692の発売から5年が経ち、おかげさまで692は斬新なデザイン性もあって評価されています。まだまだオフィスに浸透していない状況ではありますが、徐々に広まってきています。
692はクールデザイン(モダンでかっこいいデザイン)の路線ですが、中にはもう少しナチュラルで優しい雰囲気のデザインを要望する向きもあります。
そこで新たに掲示ボードの開発を開始します。マグネット専用の掲示ボードの路線はそのまま継続します。これから世の中は画鋲やピンで掲示物を固定するのではなく、マグネットでセットする方向になっていくだろうと予想します。掲示ボードは構造が単純なため、デザインする場合にポイントとなるのはフレームと面板しかありません。
まず面積の大きい面板に着手します。ホワイトとブラックのボードもいいのですが、もともとのインナップ掲示板で使われている掲示クロスはアイボリーやライトグレー、グリーンなどの柔らかい色でした。そんな色目に評価もあり面板のシート色を検討します。掲示物を貼って使いやすい従来からある色目を基本に質感や明るさ(新しさ)を加味して基本色を3色、ボードアイボリー、ボードベージュ、ボードライトグレーにしました。
それだけではつまらない、もっと明るく、きれいに、おしゃれに壁を飾れないか。掲示板の概念を変えてこれからの色目にできないかと考え、ボードピンク、ボードグリーン、ボード北欧柄、ボード木目ナチュラルの4色を加えました。
使う場所を広げてイメージしクリニックや病院なども明るくきれいにしたい、オフィスの中ももっとカラフルでもいいのではないか、ファブリックパネルなどのアートパネルの感覚も取り入れて選定しました。
フレームは限りなくシンプルにしていてこれ以上やりようがないほどまでスッキリさせてしまっていたので、シンプルスッキリタイプにボリュームのあるタイプを追加しました。要所を削って削ってシンプルにすると、逆に見た目になくなってしまう。見た目にわからなくなってしまうので、見えるように、見た目にわかるようにある程度主張のあるデザインも加えました。
フレームはぎりぎりまで要素をそぎ落とした692の流れをくんだ694は面板カラーが引き立つタイプ。面板カラーは7色です。
694の上部に幅広フレームをつけた695は55㎜のフラットなフレームが上辺につきます。フラットフレームのカラーはシルバー、木目ナチュラル、木目セピアの3色です。
同様の55㎜のフラットフレームを上下に付けたのが696です。
結果的にどちらも掲示ボードの基本デザインスタイルに近くなりました。面板の明るさ、爽やかさとフレームのデザインが組み合わさり、また違った印象になりました。692とは違い、優しくこじゃれた雰囲気のイメージになっています。掲示クロスに似た色に見えますが、マグネット専用です。
色目が変わったことで雰囲気がガラッと変わりましたが、もう一つかなえたい要素がありました。それはサイズです。
掲示ボード(掲示板)は不特定多数の掲示物があり、大サイズのポスターまで掲示しようと思うと大きさが足りません。面板のサイズの関係もあり、692、694、695、696の最大サイズは1800×900㎜クラスが最大です。それでかなりの需要をまかなえるのですが、中にはもっと大きい掲示ボードを要望される場合があります。ベニヤに掲示シートを張ったタイプの掲示ボード、マグネットクロスをはったタイプ、ホワイトボードタイプの物は2400×1200㎜サイズまで対応しています。
それでももっと大きい掲示ボードを現場で創作しないでできればいいのではないか、喜んでもらえるのではないかと思い、方法を考えました。様々な商品を企画している関係でサイズを大きくする課題にはチャレンジしていて、その方法の中でパネルを連接していくスタイルがいいのではないかということで色々試行錯誤していきます。
698は掲示ボードのパネルをフレームレスのパネルにして連接していくスタイル。縁なしの琉球畳を並べていくような感覚です。連接していくとちょっとした誤差や並べていく際のちょっとしたずれでピッタリ連接できない場合もありますが、表面が平滑なパネルなので連接していってもそれほど隙間は目立ちません。マグネット専用なのでつなぎ目にまたいでの掲示も可能です。サイズ的にはW3600×H1800㎜のサイズまでできます。単体のパネルサイズは決まっていてそのサイズでの組み合わせ限定ですが、今までになかったスタイルです。
この698は現場で造作して作り上げる大型掲示板と違って600×600~1200×900のパネルを複数枚現地に持っていき連接して設置するスタイルです。(上下のフレームは連接した状態のW(幅)寸法の一本ものです)
697は桟付きパネル1枚の掲示ボード、上下のフレームで挟んで取り付けます。面板シートのカラーはボードアイボリー、ボードベージュ、ボードライトグレー、ボードピンク、ボードグリーンの5色展開。697のパネル部分を連接して698の商品にします。
698は掲示ボードのパネルをフレームレスのパネルにして連接していくスタイル。697のパネルシートカラーに加え、ボードアイボリー・ベージュというアイボリーのパネルとベージュのパネルを組み合わせたカラーが加わります。
掲示クロスでマグネットや画鋲、ピンの使える掲示クロス「マグネットクロス」があります。マグネットに変えたいけど万が一ピン止めしたいときに、マグネット専用だと困るというような所は多くあります。現在画鋲を使っていて切り替えていく場合にはそういうことが起こります。そんな場合にマグネットクロスは役立ちます。
アルモードではオプションでマグネットクロス仕様に対応しています。カラーはアイボリー(ベージュに近い色)とライトグレーの2色からお選びいただけます。マグネットクロスに対応している掲示ボード商品は629、6702、612、622です。透明カバー付きの掲示板617、6617、613、6613、618、6618、688も対応しています。マグネット専用に不安がある場合はマグネットクロスをお使いください。
まだまだオフィス、自治体、公共施設などの掲示ボードはそこまで変わっていません。デザイン的にもおしゃれな掲示板が設置され、その場所全体の空間デザインが良くなっていくことを願ってやみません。
マグネットは平滑な面の密着する面積で磁力が異なります。表面がきめ細かく割と平滑なホワイトボード、ブラックボードはマグネットの付きがいい方です。オプションのマグネットクロス仕様、シートクロスを貼ったマグネット専用掲示ボードは表面の質感からくる細かい凹凸があり、マグネットの付がホワイトボードほど強くありません。小さいマグネットが付属していますが、オプションのマグネットバーか市販のマグネットバー、設置面積の大きいマグネットを別途お求めいただきセットしていただくことをおすすめします。
付属しているマグネットはネオジム磁石です。磁力が強力なため誤飲してしまうと危険な場合があります。子供の手の届かない場所でご使用いただくか、誤って飲み込まないようにご注意ください。万が一誤飲した場合は、早急に医師の診断を受け指示に従ってください。
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