初めての方の提案ガイド3
グリーン空間を作るためのテクニック
- 〇目次
飾る場所を決めて、グリーンスタイルを選ぶ
「広い空間」は、フォーカルポイントを作る
「家具のある空間」は、グリーンをバランスよく配置する
「オープンスペース」は、グリーンを区画作りや仕切りに使う
「通路スペース」は、動線を意識して誘導や区画作りに使う
「狭い空間」は、目線の高さに圧迫感のないものを設置する
飾る場所を決めて、グリーンスタイルを選ぶ
グリーン空間が手軽に作れます
居心地のいいグリーン空間を作るには、グリーンを目立つ位置に置いたり、ところどころに配置したりして、空間全体にグリーンが自然と視界に入るようにコーディネートする必要があります。いざ具体的に検討し始めると、どこにどんなものを飾ればいいかわからないという方が多くいらっしゃいます。実際には、飾る場所が決まると具体的にグリーンスタイルのイメージがしやすく、必然的にサイズや数量がある程度絞り込まれます。ここでは、グリーンモードを使って快適なグリーン空間を作る上での押さえておくべきポイントやテクニックをご紹介いたします。
エントランスやロビーなど…
「広い空間」は、フォーカルポイントを作る
①フォーカルポイントを決める
「目立つ場所」や「空間の中心」、「広い壁」などの視界に入りやすい場所が最適です。
②印象的なグリーンスタイルを選ぶ
「壁面緑化」や「人工樹木」など印象の強いスタイルを選ぶと目を引きおすすめです。1ヶ所に「複数展示」したり、パネルの「ランダム展示」など展示の工夫で見せ場を作ることも効果的です。
③空間全体のバランスを整える
空きスペースに「人工樹木」や動線に「グリーンスタンド」、テーブルに「卓上ポット」などを設置していくと空間全体がまとまります。
オフィスや店舗など…
「家具のある空間」は、グリーンをバランスよく配置する
①空きスペースに配置する
まずは、四隅やデスク周りに配置していきましょう。フロア、テーブル上、壁面の「空きスペースをグリーンで埋める」要領で配置していきます。
②目線の先にグリーンを取り入れる
一般的に緑視率10~15%の空間が居心地のいい快適空間といわれています。壁面緑化、人工樹木、卓上ポットなどスタイルの違うアイテムをちりばめることでセンスのいい空間が作れます。
③色やデザインを合わせる
自然を彷彿とさせるような緑やブラウン系のアースカラーで統一すると空間になじみやすく居心地のいい雰囲気を演出します。ポットの色を合わせたり、家具色とあわせたり、色の統一でまとまりよく見えます。
執務室やミーティングスペースなど…
「オープンスペース」は、グリーンを区画作りや仕切りに使う
①目的に合ったスタイルを選ぶ
「仕切り」「目隠し」「コーナーづくり」など目的に合わせたパーテーションを選択します。面で仕切るパネルタイプやボックス型のプランタータイプなどデザインや条件からスタイルを選んでいきます。
②ゾーニングにはグリーンのパーテーションがおすすめ
適度な距離や密にならない動線、プライベートスペースを作り出すことができます。テーブルごとに1台ずつ設置したり、テーブルの周りを囲むように設置したり、手軽にゾーニングすることが可能です。
③追加や変更で使いやすい空間にしていく
まずは置いてみて使い勝手を確認しながら、グリーン空間を作っていくこともいいと思います。移動ができるため、レイアウト変更も簡単です。
ホールやロビー、待合室など…
「通路スペース」は、動線を意識して誘導や区画作りに使う
①人の流れに沿って誘導したり、進入禁止として設置する
関係者以外立ち入り禁止エリアなど人の流れの誘導に便利に使えます。移動の手軽さとグリーン効果でストレス軽減にもつながります。
②ソファ周りなどの仕切りや区画作りとして設置する
人が集まる場所には気軽に休憩できるスペースは不可欠です。休憩スペースのソファ横にグリーンを置くことでリラックス空間ができます。
③人が行きかう共有スペースをセンスアップ
目に入りやすい場所にさりげなくセンスのいいグリーン仕切りやグリーン装飾スタンドを設置することがおすすめです。
トイレや洗面所など…
「狭い空間」は、目線の高さに圧迫感のないものを設置する
①壁面スペースを有効活用する
殺風景になりがちな壁面スペースには、アートパネル風グリーンや自然なしだれポットなどの小サイズがおすすめです。
②複数枚並べるなど展示工夫でセンスアップ
アートパネルのように均等幅で並べたり、しだれグリーンをランダムに展示したり展示の工夫でおしゃれに演出できます。
③目線の先にグリーンを取り入れる
「入口周辺の隅」や「テーブル上」など動線や目線に合わせてグリーンを配置していくと居心地のいい空間が作れます。
空間をデザインする 新しいグリーンスタイル。
癒し、自然、安らぎなどグリーンのもつ良さを生かし、空間を魅力的に演出するグリーンスタイルを作りました。イメージに合わせて選べる演出スタイルが充実しており、居心地がいい、リラックスするおもてなしの空間が作れます。アイディア次第でオリジナリティーある空間演出が可能です。