観葉植物ラボ
研究エッセイ|001 フェイクグリーンを選択するに至った経緯

アートから始まったインテリア装飾

もともと私どもはインテリアアートを販売しておりました。

時代の流れから、アートに代わる新しい装飾品として開発したのが、様々な素材(ピース)を額装コーディネートした「ARTDECOアートデコ」という商品です。インテリアを「飾る企画」として様々な飾り方を模索しながら生まれたものでした。

和紙やマサエコ、ファブリック、石や金属、造花やプリザーブドフラワー、ドライフラワー、フェイクグリーン、木、炭などの素材をデザインし、アレンジ額装したもので画期的なものでした。

素材の中で和紙やマサエコが特に人気でしたがフェイクグリーンも人気があり、グリーンを使った商品開発を検討するようになりました。

アートからグリーンへ展開

実はアートデコを始める前に、観葉植物や植物をコーディネートした商品をやっていったらいいのではないかというアイディアを発案し、社内で検討していましたが、観葉植物は元々市場にあったため、世の中にないものをやろうということになり、アートデコにつながった経緯があったのです。

あきらめきれない私は生の植物を商品として扱いたいと切望し、訴え続けました。生の植物か植物を入れる鉢や、飾る花瓶、活けるスタンドなど入れ物も考えました。

それならということでまずプランターを候補にしてコンクリートプランターを企画しデザインした試作品を商社を通じてベトナムで製作しました。届いたプランターに土を入れ、花の苗を購入し、うまく育つか生育実験を行いました。夏の時期だったので、お盆休みで会社が休日の日も、土日も、私は毎日会社に出向き、水やりをして育てていきました。

実験段階での失敗と断念

植物を育てるというのは園芸として期待と情が生まれそれなりに楽しいものでしたが、花が咲いて成長していくにつれてなかなかうまくいかなくなってきました。成長しすぎてプランターのサイズが足りない。大きなものに植え替えが必要になってきたり、冬の寒さを乗り切れず枯れていったり、土を入れ替えずにずっと育てていけず、生き物を育てるむつかしさに直面しました。

園芸を行っている方なら常識でしょうが、当たり前のことに直面して困ってしまいました。

子供のころ実家の小さな庭で、バラの苗を買ってきて育てていた経験があり、たい肥作りも行っていたので多少できると思っていたのですが、庭の土地に植えるのとプランター(鉢)植えするのとでは大きな違いがあったのです。

やむを得ず実験は中断しプランターは片づけることにしたのですが、またしても問題が、土の処分に困ったのです。

土は捨てられないのです。土はホームセンターや園芸ショップで購入することはできても、簡単に捨てることができません。

困り果てて会社に相談し、会社の敷地内にある植栽した木の根元に土を入れて事なきを得ましたが、もし土のないオフィスビルなどの会社だったら困ったことでしょう。

現在、実家の庭は季節ごとに花が咲く小さいけどおもしろい庭なんですが、荒れ放題で、ジャングル化してきたので、昨年暮れ一念発起して庭ガーデン再生計画を立てました。せっかくやるなら新しいガーデンスタイルを作ってみようと思い開始しております。まだ一年目の若葉マークですが日々専門書を読みあさり、植物園や庭園、公園をめぐり園芸ショップやご近所の先輩、ネット投稿に教えていただきながら、奮闘しています。 庭ガーデン奮闘記はnote研究エッセイで後々公開していく予定です。

再び生の観葉植物に挑戦

生植物用の入れ物プランターの商品化はいったん断念しましたが生の観葉植物を扱うことはあきらめきれず、あれこれ考え、土ではなくハイドロカルチャーだったらいけるのではないかということでハイドロカルチャーの小さいミニ観葉植物を入れる入れ物を開発し、苗を仕入れて販売するとこまでこぎつけました。

再び手痛い失敗

初めは良かったのですが、やはり植物は成長して入れ物が小さくなり植え替えの必要があり困りました。

またハイドロカルチャーの土も水分からカビのような藻のようなものが発生し、手入れが大変でした。

生の植物を全国に発送する場合、冬場と夏場が気温の関係で無理がありました。トラックの中が低温、または高温になりすぎて植物に影響してしまうのです。地域的にも低温になる地域には冬場発送できない状態が続きました。

残念ながらインテリア装飾の商品として流通させることのむつかしさに直面し、生の観葉植物商品は継続できないとなり、やめることになりました。

三度目の正直ならず

ちょうど同じころ、社内の観葉植物を費用の関係でレンタルから購入に切り替え、社内で世話することにしていました。

新しい本命の商品は、生の観葉植物(樹木)を商品化して展開したいと考えていた私は社内の観葉植物の世話にもかかわりました。商品の納品後を実体験するためです。

水やりだけはちゃんと行っていたのですが、弱って枯れてきてしまいました。日光に当てないといけないと思い外に出して日に当て、枯れた部分を剪定して回復に努めました。しばらくして復活したのですが、後になって結局枯れてしまいました。

樹木は生き物です。植物には日の光と水、肥料、そして一定の風通しが必要です。枯らしてしまった植物に申し訳なく思い、同じ失敗を繰り返してはいけないと社内用は人工樹木に切り替えました。それからは水やりも肥料も不要、外に出して日光に当てることもいらず、会社としては手間が減って大助かりになっています。

これが生の植物、観葉植物を商品化したいと願って試行錯誤しながら断念したいきさつです。

グリーン事業を始めるにあたっての選択

アートデコからグリーン事業に展開していったとき、上記のように生の観葉植物を商品化したいと孤軍奮闘しましたが、うまくいかず、生の観葉植物はやらないという決断が下されました。我々のやっている事業が、一般の人向け、ホームユースの家庭用インテリアグリーンではなく、店舗や施設、オフィス向けの業務用装飾グリーン事業だったからです。

この段階でフェイクグリーン一本で行くことになりました。

これは生の観葉植物がいいかフェイクがいいかという単純な話ではなく、植物としては当然生の観葉植物がいいのだけれども、商品として流通させていく、それを一般個人ではなく法人の方向けに使ってもらうことを考えた際の実務的な問題点や手間、苦労、難易度をかんがみての選択でした。

個人的には自宅の室内ではなく、外の庭で育てていくなら、生の植物がいいと思っています。

個人的であっても室内で生の観葉植物を育てていくのは大変だと思います。

実は自宅の室内で様々な植物を育てているのですが、枯らしてばかりで一度もうまくいっていません。

この話はいずれnoteエッセイで公開しようと思います。

研究員 トモ(TOMO)
観葉植物ラボ 研究エッセイ001

株式会社ベルク

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