パーテーションの開発物語

アルモード商品の中でパーテーションは初期の頃からあります。1995年商品化して1997年アルモードvol.1のカタログに掲載してから2008年アルモードvol.7終了時まで販売していました。いったん終了したカテゴリーでしたが、再びパーテーションのジャンルを見直そうと考えました。

それはオフィス環境が多様化し、変化しているタイミングであったこと、様々な場所で仕切りたいという需要が感じられたこと。グリーンモードのパーテーションが人気で多くの場所で採用されていたこと、簡単で簡易な仕切りが世の中になかったこと。簡易なパーテーションは各社から発売されていて不足感はないように見受けられます。当社でもちょっと仕切ろうと思おって探してみてもちょうどいいものが見当たらない。しっかりした高価なものか、簡易すぎて汎用性に欠ける物が多くちょうどいいものがなかったのです。

そこで自社で再びパーテーションにチャレンジしようということになりました。色々なプランを考えて検討してもう少しという段階で新型コロナウイルス感染症の拡大が始まり、オフィスの様子も様変わりしました。

広いフリーアドレスのオープンフロアからリモートワーク中心のスモールオフィスへ、普通のパーテーションより飛沫防止パーテーションを求める声の方が多くなり、やむなく予定を変更して先に飛沫防止パーテーションを急遽開発し、発売にこぎつけました。世の中からすぐ用意してほしい、数をたくさんほしいとあちこちから商品を待ち望む声が沸き上がり、社会貢献のつもりで当社も販売しました。

おかげさまでかなりの量を販売しました。製造するのが追い付かず工場は大変でした。2022年までは増え続けた感染者数が落ち着き2023年は政府の方針で一気に感染予防ムードは無くなり、飛沫防止パーテーションも撤去されていきました。感染症は新型コロナウイルスだけではないので、飛沫防止パーテーションをすべて撤去する必要はないと思いますが、世の中の風潮は不思議なものです。

話が少しそれましたが、私どもでは簡易型の簡単なパーテーションという路線で商品化しました。ポールにパネルを上から差し込むだけという単純構造。パネルは1サイズにして組み合わせていくという割り切った考えで、できるだけわかりやすく簡単になるようにしました。2023年発刊のアルモードカタログvol.11に掲載した商品が新パーテーションです。