グリーンモードの中でグリーンスタンドを開発する際に、装飾用のグリーンだけではなく用途を明確にしたものをアイテムに加えようと考えました。スタンド類では観葉植物というなじみの深いグリーンがあったので、どうしても観葉植物と比較されると受け入れてもらえるかがわからなかったためでした。
そこでパーテーションという用途とグリーンを組み合わせた商品を開発しようと思ったのです。その際仕切りやパーテーションとして考えられる様々な形をグリーン装飾と組み合わせてデザインしていきました。
私たちの開発スタンスは、世の中にないものをつくる。これはいいね!と言ってもらえる役立つもので、納得いただけるいい出来栄えにすることです。そのためにこんなのがいいんじゃないか、こういう商品があったら喜んでもらえるんじゃないかと試行錯誤を繰り返してテーマとアイテムを決めていきます。
パーテーションと呼んでますが、連結していく本格パーテーションではなく連続設置していく簡易型の仕切りスタンドという感覚でイメージしました。手軽に設置できて、置くだけで仕切りになり、グリーンの装飾にもなる。新しい感覚でのプランターであったり、屏風でした。実際に使い勝手がいいかどうかも気になりましたが、一つ一つのデザイン完成度を意識していきました。
最初のスケッチではグリーンもりもりで考えて「ミニガーデンをつくろうか」とか、「こんなスタンドは斬新でいいんじゃないか」とか夢を膨らませ、形を決めていきました。実際に形にしていく段階になると、グリーン素材に希望する物が見当たらなかったり、価格的に高額になってしまうため、だんだんグリーンのボリュームを減らしていかざるをえなかったりしてむつかしい開発でした。お客様の使い勝手を考えると生きた植物ではなく人工造花のフェイクグリーンが手入れ不要で有効と考え、フェイクグリーン中心の商品としました。
パネルパーテーションは作るのに苦労したアイテムです。グリーンをどうあしらったらいいか、取付方法とデザインバランスの整合性を合わせるのに苦労しました。グリーンカーテンがいいと思いましたが、どのようにカーテン仕立てにしたらいいのか、どの程度にすればグリーンの装飾感として合格となるのか、どう取り付けていくのか、強度面はどの程度まで必要なのか。色々苦しみながらなんとかものにしていきました。
デザインパーテーションは、仕切りスタンドの様々なデザインイメージを実際の形に変えていきました。形にする際にむつかしいつくりは高くつき、何度かやり直してシンプルなものに落ち着いていきました。結果的にはデザイン先行で斬新なものもたくさん商品化していきましたが、一般的に見慣れたもので少しだけ新しかったり、ワンポイント特徴がある程度のものが評価され売れています。斬新すぎるのものは受け入れられるのに時間がかかるように感じます。
グリーンモードにパーテーションというジャンルを設けてグリーンスタンドを開発したのが2013年、販売開始したのが2014年、初のグリーンモードカタログからです。パネルパーテーションの開発を始めたのが2015年、販売を開始したのが2017年、グリーンモードカタログvol.2からです。トールタイプ、敷き詰めタイプのパネルパーテーションを開発したのが2019年、発売開始が2019年、グリーンモードカタログvol.3からです。
そして2023年開発の新たなグリーンパーテーションへと進化し続けています。
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