3×6板

サイズ

3×6板とは

さぶろくばん、3尺×6尺(909㎜×1818㎜)実際は㎝単位で910×1820になっているものが多いです。日本で古くからある尺貫法からきているサイズでMDFボード、アクリル板、エンビ板、アルミ複合板などが3×6板のサイズで流通しています。

3×6板(さんろくばん)について【AI解説】

※AI解説については、その正確性、安全性、有用性、確実性、その他を保証するものではありません。情報が古くなっている場合もございます。

3×6板は、日本の建材業界やDIYの分野で広く使用される規格サイズの合板や板材のことです。「3×6」という名称は、板の寸法が3尺×6尺(約910㎜×1820㎜)であることから来ています。尺貫法を基準にしたサイズであり、現在ではミリメートル表示も併用されますが、伝統的な呼称として「3×6板」という名称が定着しています。

3×6板の寸法と特徴

1尺(約303㎜)を基準とした日本独自の単位体系で、3×6板は以下のような寸法を持ちます。

特徴としては以下が挙げられます。

歴史:3×6板が定着した背景

尺貫法を基盤とした日本の建築文化

3×6板の寸法は、日本の伝統的な建築文化と深く関わっています。古来より日本では、建築物や部材の寸法を尺貫法で表してきました。特に、畳のサイズ(約910㎜×1820㎜)は室内の標準的な単位として使われており、これに合わせて3×6板の寸法も最適化されました。

戦後の住宅需要の増加と規格化

戦後の日本では、焼け野原となった都市部の再建や、急増する人口に対応するため、住宅建設が急務となりました。この時期に、大量生産と効率的な施工を目的として建材の規格化が進み、合板やパーティクルボードといった工業製品が広く使われるようになります。特に3×6板は、以下の理由で選ばれました。

プレハブ工法とモジュール設計の普及

1960年代以降、プレハブ住宅が普及し始めました。プレハブ工法では、壁や床をあらかじめ工場で製造し、現場で組み立てる方式が採用されます。この際、3×6板の寸法がプレハブ部材の標準サイズとして採用されることが多く、普及に拍車をかけました。

使用される業界と用途

3×6板は、建築業界を中心に多くの分野で使用されています。その用途と代表的な業界について詳しく見ていきます。

建築・住宅業界

建築業界では、以下のような用途で使用されます。

特に、軽量でありながら耐久性のある構造用合板は、木造住宅の耐震性向上に寄与しています。

家具・インテリア業界

土木・建設業界

イベント・展示会業界

教育機関や工場

他の板サイズとの比較

建築やDIYでは、3×6板以外のサイズも使用されます。それぞれの特徴を比較すると、3×6板の利便性が際立ちます。

板サイズ寸法 (㎜)特徴
3×6板910×1820畳サイズに対応し、日本の建築文化に適合。
4×8板1220×2440国際規格サイズ。輸出入や大型建築に適している。
2×4板600×1200小型で軽量。DIYや狭いスペースでの作業に便利。

3×6板のメリットと課題

メリット

課題

まとめ

3×6板は、日本の建築文化や住宅事情に基づいて生まれた、非常に便利で汎用性の高い建材です。その起源は伝統的な尺貫法と戦後の住宅需要の増加にあり、現代では建築業界だけでなく、家具製造やDIY、イベント設営など、幅広い分野で使用されています。

今後の課題としては、国際規格との調和や環境負荷の軽減が挙げられますが、その利便性や適応性から、日本国内では引き続き重要な役割を果たしていくことでしょう。


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