バナースタンドの選定物語

バナースタンドの選定物語

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バナースタンドは扱い品の為、バナースタンドの種類や品ぞろえについて解説していきたいと思います。

バナー用品をアイテムに加えるようになったいきさつ

看板サイン業界にインクジェットが普及して業界での仕事がインクジェット中心になっていったことが要因の一つです。もともとポスターパネルの開発メーカーとして品揃えを増やしていましたが、ポスターパネルに設置するポスターメニューはまだ印刷した紙が多く、一部の飲食店でメニュー用に出力したものを使うようになったばかりでした。日本全国で幅広く扱ってほしいと考えて、全国にくまなくある看板屋さんに扱ってもらえるように看板商品を開発し、告知活動に明け暮れていました。

看板は当時広まり始めていたアルミ複合板にインジェット張り込みか、カッティングシート張り込みで看板にしたてるものを想定して看板フレームと土台商品を開発して使ってもらうようになっていました。面板製作が看板屋さんにとって商売の柱の一つであったため、業界でのお役立ちと考えてのことでした。当時から懸垂幕や横断幕、バナー、フラッグは定番として使われていたのですが、パターンが決まっていて、それ以上の広がりが見られませんでした。

バナーを簡単にセットして掲示する商品アイテムが当時日本にはなかったのです。

2000年を少し過ぎた頃ドイツで開催されたディスプレイ関連の展示会を見に行った際に、バナー関連の商品が中心に展示されているのを見て、国によってディスプレイの方法に違いがあることを知りました。

ヨーロッパでは古い建築物が多く残っていて、石の壁などが普通に存在しています。そんな壁にビスで直付けすることはリスクがあるため最低限にとどめる。できるだけ壁に負担を掛けないようにするという考え方があるのではないかと想像しました。そのため大きい板状の看板やパネルを壁に付けるのではなく、バナーや懸垂幕など布状のものをセットするというスタイルが一般的になっているのではないかと思いました。

バナーを使ったディスプレイが一般的でバナーを掲示するためのアイテムも充実していました。バナースタンドも様々なタイプがあって工夫されたおしゃれなものが揃っていました。単純にこれを日本に持ち込んで販売すれば喜ばれるんじゃないかと考えましたが、輸入して販売するということに経験がなかったため、売れるかどうかわからないものをいきなり仕入れて販売するのに躊躇してしまい海外からの取り寄せは諦めました。

その際に気づいたことは、バナーはインクジェット出力が広がるにつれて主流になる。バナーは透明板やバックボードを必要としないので手軽でコストも安くでき、サイズの対応幅が広い。バナーをセットするという行為があるため機能性が必要となる。そんな感想を持ちました。

そうしてバナー用品を再度開発していくことになるのですが、バナースタンドに関してはもうすでに完成していて海外各社からいい商品が発売されているように見えました。これでは我々の出る幕はない、同じようなものをつくっても世の中にとっていいことではないと考え、当社での開発ではなく扱い商品を品揃えするいことにしました。

バナースタンドはバナーそのものをセットしてテンションをかけて張る。そのための機能が様ざまあり、特にフレームで囲うという概念が不要でした。発想の転換をしてバナーにハトメ加工や袋加工して引掛けてはるという手法でつくられたものが出来栄えも良く、主流に見えました。実際自分で貼ってみると簡単でうまくできていると感じました。ドーム型テントを張る時の感覚に近いものがありました。

それから何年かしてハトメだけではなく特別な加工なしで上下で挟んだり巻き込んだりしてセットして張るという商品も登場し、今のラインナップに落ち着きました。スタンダードなタイプで揃えてあるので、使いやすくなっていると思います。

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日本ではヨーロッパほど広まっていませんが、ディスプレイの基本スタイルとして定着しています。タイミングとして時流の用途や使い方に需要がある。掲示する商品が充実する。業界に商売として成り立ち仕事として根ずく。そういうもろもろの条件がそろって初めて世の中に広がっていくというのがあるように思います。

開発メーカーとして世の中に必要とされる商品の種を見つけて開発し、市場に広げ、根付かせていく。こういうことを繰り返してきました。世の中に役立つ商品がなかったことから自社開発することが多かったですが、扱い商品を選ぶ際でも考え方は同じです。市場やお客様のお役に立てるように考える。我々の役割を意識してやるかどうか決める。そうして今日までやってきました。

これからもお役立ちを中心にすえ、当社ならではの考え方でやってまいりたいと思います。

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