飛沫防止パーテーションの用途、使い方

目次

⚠️ご注意

飛沫防止パーテーションとは?

GR5005×2/GR5010/GR4073×10/4370 C 600×620×8/4366 C 900×700×3

ここでいう飛沫防止パーテーションは卓上アクリルパーテーション、卓上ビニールパーテーション、フロアビニールパーテーションの3種です。

卓上パーテーションは机やテーブル上の対面や側面に設置し、飛沫が直接かからないようにアクリル板やビニールシートで遮断できるものになっています。

フロアパーテーションは床の対面や側面に置いて設置し、飛沫が直接かからないようにする、またエリアを区分けしたり間隔を開けるため、ビニールシートで遮断できるものになっています。

飛沫防止パーテーションの使い方

4371

仕切りによる飛沫防止対策として、さまざまな場所でお使いいただけます。オフィスのワークスペース、打ち合わせ、ミーティングスペースや食堂。施設の待ち合わせスペース、受付けカウンター、飲食店、物販店、サービスショップのレジカウンターなど、使う状況や場に合わせて飛沫防止パーテーションをお選びいただけます。ご要望があれば特注のオーダーも承ります。

飛沫防止パーテーションの選ぶ手順について

  1. 使う場所に応じてタイプ・スタイルを決めます。
  2. 設置場所に合わせてサイズを決めます。
  3. 台数を決めます。
  4. 価格と納期を確認します。

使う場所、設置場所からタイプ、材質、サイズ、台数を決める

対面カウンター

4368 C 900×900×2/GR1144×4/GR1146×3/GR1148×8

直立で下部に受け渡し口の開口したアクリルタイプのものかビニールのタイプが向いています。

座って対面するローカウンターの場合
4365 C 600×700

カウンターから高さ600㎜ほどで頭が隠れるので、高さ600㎜~700㎜のものが向いています。金銭や書類、物品の受け渡しがある場合、下部が開口しているものがいいでしょう。開口部はできるだけ狭い方がいいのですが狭すぎると使いずらく、場合によっては物品が通らないこともあるので、書類中心の場合は高さ100㎜、幅300㎜以上、物品の受け渡しがある場合は高さ150㎜~200㎜、幅500㎜以上がいいでしょう。

ローカウンターの場合
4355 C 900×600

金融機関やサービスショップ、施設、役所、オフィスなどが考えられますが、ちゃんとしているイメージが必要となるので、アクリル素材のパーテーションがいいでしょう。アクリルのみのパーテーションがスッキリしていてきれいにも見えますが、掃除の際、手の油が残りやすかったり、パーテーションに気づかずうっかりぶつけたり倒したりして、端口が欠けたりすることもあります。

そのような点を踏まえると、フレームをまわしたタイプが使いやすいでしょう。フレーム付きでも細身のシンプルなものを選ぶと見た目にもスッキリ、スマートです。

立って対面するハイカウンターの場合
4368 C 900×900

カウンターの高さが900㎜だとカウンターから高さ900㎜は必要となります。受け渡しも物品の場合が多くなるので、下部の開口の高さは200㎜、幅500㎜以上あった方が使いやすいでしょう。

店によってスタイルが異なりますが、専門店の場合はイメージを重視してアクリル素材のパーテーションでロータイプと同様に細身のフレーム付きが使いやすく安心です。

4361 C 1830×2000

スーパーやホームセンターなどの流通ショップやカウンターの大きなお店、お客様の多いお店は、広めに仕切る必要があるため、ビニールシートをセットした卓上パーテーションかフロアパーテーション、もしくはビニールカーテンを天井から吊るすことをおすすめします。

ビニールシートは現場に合わせてカットしやすく、広い範囲を仕切ることができます。紐などで吊るすとピンと張れず中垂れするので、バーや棒タイプのものにセットする方がきれいに張ることができます。

飲食スペース

GR4422

直立の全面仕切りのアクリルタイプやグリーン装飾のあるタイプが向いています。カウンターや食堂は、ビニールシートタイプと併用しましょう。

飲食する場所での完全な対策は難しいというのが現実です。口を開けることから、どうしても飛沫が飛びやすくなります。一定時間同じ場所にいることも難しさの1つです。

間隔をあける、換気をする、密を避けるなどの対策をした上での策として、人と人とが対面になる場合、仕切りパーテーションを設置することをおすすめします。座って使うテーブルの場合、高さ600㎜以上がいいでしょう。

配膳がやりにくくなりますが、対面だけでなく側面、両サイドにも仕切りを設置した方がいいでしょう。アクリルやビニールは熱に弱いので、火の近くに設置する場合はガラスがいいでしょう。

ワークスペース・ミーティングスペース・待合室

4353 C

直立か三面の全面仕切りのアクリルタイプかフロア用のビニールシートタイプが向いています。

長時間同じ場所にいる、一定量の人が同じ空間にいる(場合によっては密になりがち)ということで、こちらも対策が難しいというのが現状です。

締め切った状態にせず換気をする、できれば間隔をあけるという対策をした上での策として、人と人とが対面になる場合、仕切りパーテーションの設置や側面、両サイドにも仕切りを設置した方がいいでしょう。サイズは高さ600㎜、幅は机にもよりますが最低でも600㎜、可能なら900㎜が目安です。三面仕切ることができるタイプだと設置しやすく、使いやすいと思います。

フロアごとに区分けをして場を仕切るという方法も密の人数を減らす上でおすすめです。フロアパーテーションを並べて設置すると区分けがしやすく便利です。高さ1900㎜以上あるものがいいでしょう。その場合は、囲み過ぎに注意してください。換気できるように導線を確保することが大切です。待合室などの仕切りにもフロアパーテーションが便利です。

フレーム付き
アクリル仕切り
フレームなし
アクリル仕切り
バー付き
ビニール仕切り
ビニールのみ 
カーテン
価格
納期
(海外仕入れ品△)
使いやすさ
(設置・掃除)
デザイン性

「いろいろあって迷ってしまう…」
「どれを選んでいいのかわからない…」
そんな方はいろいろある各製品の特徴を把握し、重要視する製品の特徴の優先度を決めます。その上で選ぶと決めやすいと思います。

飛沫防止パーテーションを選ぶ上で大切なこと

設置上の注意

GR4422×8/4353 C 900×600

それはパーテーションで空間を完全に囲ってしまわず、換気用に空気が通るようにすることです。

例えば床から高さ2000㎜、机の上から1300㎜を超えて飛沫防止パーテーションを設置したり、天井からビニールカーテンをたらして完全に遮断したり、さらに3辺、4辺を囲って遮断された空間を作ってしまったり…その空間から外には飛沫は出ませんが、遮断された空間内で飛沫が回遊しこもります。中に1人でいる場合はいいのですが、数人いるとその空間内でクラスターが発生するリスクがあります。飛沫はあたたかいので上へのぼろうとするため、下に換気用の隙間があっても空気はうまく循環しません。

飛沫防止パーテーションはあまり高い位置まで遮断せず、上部をある程度あける、そしてその場の空気が換気によって流れていくようにしてください。(天井の高い吹き抜けのオフィス、店舗、施設や真上に換気扇などの空調がある場合は状況によって違うかもしれません。)

4371 C 600×620/4370 C 900×620

飛沫防止パーテーションの密閉は横のパーテーション同士にも言えます。少し隙間があるほうが空気が流れて換気しやすくなります。直接対面するところは遮断し、それ以外の場所に空気の通る道を設けて、換気できる環境を作り、空気を外に出すようにしてこまめに換気してください。

新たに設置するか買い替える際は、中期(数年)利用を念頭において飛沫防止パーテーションを選ぶといいでしょう。

どういう点に注意して選ぶといいのでしょうか。

ある程度しっかりしている

アクリル板や透明板の厚さが薄くぺらぺらなものは、腰がなくひよったり変形してうまく機能しない場合があります。また脚部が不安定ですぐ倒れてしまうもの、みすぼらしいものなどは急場をしのぐにはいいでしょうが、1、2年になると逆にストレスになってしまいます。

高さ、幅ともに600㎜以上のものにする
4365 C 600×700

飛沫防止パーテーションは机やテーブルに置く場合、高さは卓上の場合は600㎜以上、対面でやり取りがある場合は700㎜あると安心です。立って接客するハイカウンターの場合は、900㎜以上ほしいところです。パーテーションの幅は設置できる場所にもよりますが、最低でも600㎜、可能なら900㎜のものを設置しましょう。

価格はもちろん大事ですが、ただ安さを優先するだけで選ばないことです。なんでもそうですが、安いには理由があります。強度不足であったり、サイズが小さかったり、安い材質を使っていたり、アクリル板の仕上げが荒くみすぼらしかったり、アクリル板や脚が使いにくかったり…と購入して後悔するのは残念です。

使用期間について

中期(数年)使用で考える

「コロナがいつまで続くかわからないので、どの程度のものを選んだらいいか迷う…」

こういうご相談を多くいただきます。専門家でも断言しにくいことですから、わからない状況で決めなければいけません。

現在何の対策も行っていない場合、早急にパーテーションやビニールカーテンを設置しましょう。現在短期使用でとりあえず対策している場合、そのままでも構いませんが可能であれば中期(数年)使用することを視野に入れて考えるといいのではないでしょうか。

お店の改装は、一般的に5年ごとに行われるといわれています。小さかったり、みすぼらしかったり、使いにくいものは、日々の営業に差し支えます。数年使うつもりであれば、場に応じて選ぶことができるでしょう。たとえ半年でコロナが収束したとしても、インフルエンザや風邪などウイルスは他にもありますので、そのまま設置して定番の形にしてはいかがでしょうか。

今の時点で長期(10年以上)使用できるものをオリジナルで制作することは余裕があればいいでしょうが、難しい決断だと思います。今後、世の中がそういう状況になった時に検討してみてはいかがでしょうか。

材質について

高さ900㎜までならアクリル、それ以上の場合はビニールシートが一般的です。仕切り面部分の材質は、それぞれに特徴があるので、希望する特性に合わせて選ばれるといいでしょう。

4367 C 600×900
4360 C 915×1830

透明度、衝撃強度などトータル面で考えるとアクリルが優れているが、透明度が高いゆえに板があることに気づかずぶつけたり、倒したりすることも考えられる。そのためアクリルの端にテープを貼ったり色を付けたり、フレームを付けたりして使用する場合もある。

アクリルのみの場合、自立させるためには強度の関係上、3㎜~5㎜以上のものを使用する必要があるが価格的に高価になる。アクリルのみの場合、端口をきれいに処理するための加工も必要で、さらに高価になり時間もかかる。

フレーム付きの場合、フレーム強度があるため1.5㎜や2㎜のアクリルを使えるので、安価で軽く、端口の処理もいらないので納期も早くなる。

細身のフレームならデザインを損なわず、持って掃除できるので良い。広い面積を仕切るなら、コスト的にも安価で軽くて柔らかいビニールシートが扱いやすい。意匠的には多少劣るが、スタイルのいいスタンドやバーにセットして使えばオシャレになって使いやすい。

フレームや脚の材質は、強度や加工性等から金属が優れている。スチール、ステンレス、アルミが一般的だが、ステンレスは少し高価になる。フレームは、軽さや細さ、強さからアルミが優れている。脚はアルミかスチールが優れており、形状やサイズでどちらを使うか決める。

以上から、細身のアルミフレーム付きアクリルが最も使いやすく、安全・安心でしょう。広いカウンターやフロアに置いて仕切る場合は、ビニールシートをバー付きのスタンドにセットして使用するといいでしょう。

GR2277×2/GR4257/GR4255/4371 C 900×620×5

製造メーカーについて

国内生産の専門メーカーが安心

「ネットには多くの飛沫防止パーテーションが掲載されていて、どこの商品を選んだらいいか迷っている…」

こういう声を聞きます。販売店や加工業者、メーカーのサイトまで様々なものがありますが、製造元はどこかを確認するといいでしょう。実際に製造しているところが信頼のおける会社か、ノウハウがあるか、また国産か外国産かを見ることで納期や対応面の推測ができ、選ぶポイントとなるでしょう。

また材料の加工中心か商品(製品)の製造会社かも最終商品としてのノウハウや対応幅の違いになる場合があるのでチェックしてみましょう。信頼のおける専門メーカーの場合、直接ユーザー様に販売を行っていない場合もありますが、問い合わせをしてみると購入先や方法を教えてもらえたりするのでメーカーに直接問い合わせをするのも1つの方法です。


ここまで飛沫防止対策商品の選び方を解説してきましたが、参考になりましたでしょうか。購入されることを決められましたら、その商品以外の用途やジャンルの商品も見てみてください。他にも役に立つアイテムがあるかもしれません。

多くのものが出回っていてどれを選んだらいいかわからない場合は、

  1. 製造メーカーがノウハウのある専門メーカーなのか?
  2. 国内生産なのか?
  3. しっかりしたつくりなのか?

この3点を考慮して選ぶことをおすすめします。


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