横断幕商品は古くからある商品です。1997年発刊のアルモードカタログVol.1にはオーダー対応品として823を掲載していて、それが横断幕商品の第一号です。現在ある835に近い形が出来上がっていました。
横断幕の用途は旅館、ホテルの吊り下げ歓迎看板や百貨店の催し吊り下げ案内、銀行で使われていた吊り下げスローガン看板を対象にしていました。少し使い方が違いますが、コンビニの入口上の横長横断幕もサイズ的に近いので商品を改良すれば使えるのではないかと考えていました。
商品を開発するきっかけは色々ありますが、多くの場合お客様の困ったを解決する問題解決から始めることがよくあります。問題解決というと大げさに聞こえますが、実際にはそこまで問題になっていないことが多く、こちらで勝手にもっと簡単に、もっと便利に、もっとかっこよくできないかと考えて、何とか課題を見つけていく作業をします。
もちろんお客様からヒントをいただく場合もあります。それでも言われたことをそのまま形にして商品化することはありません。再度使用状況や市場性、他社の商品などをみてやるかやらないか決めていきます。もう他社に類似商品があったらやらない場合が多く、類似商品がなくても課題解決が少ない商品はあまりやらない傾向にあります。
横断幕は木パネに出力を貼り込んでパネル仕立てにしたものを吊り下げて使うというものですが、サイズが大きく木パネに貼り込んでいく作業が大変ではないかと思いました。納期的にも短納期ですぐ必要になることがほとんどで製作、納品、設置とそれだけである程度の時間がかかってしまいます。もっと手軽に、簡単にできないかと考えていきました。
実際はサイズが大きく、きれいに仕上げるというのが難しく、シートを引っ張るテンションタイプ商品も開発しましたが、サイズが大きくなるとピーンと張るのがむつかしく、誰でも簡単という出来栄えではなく、最終的には貼り込んだパッポウスチレンボードをフレームにセットするスタイルに落ち着きました。この商品はサイズが大きい、吊り下げる、簡単にセットするというむつかしい課題でした。
歓迎看板や銀行のスローガン看板も最近では使う機会が少なくなり、少し寂しい状況です。用途的にはインパクトがあるので、もっといろんな場所で使ってほしいと思っています。コンビニでも入口上にある横断幕は一番目に付く場所、毎日目にする機会がありますから、宣伝効果は抜群と思われますが、各社力の入れようはわかりません。もっとサイズの大きいインパクトのあるものを設置したらいいと思うのですが、近年小型化しているようにも見受けられます。
バナーホルダー815も古くからある商品です。1999年発刊のアルモードカタログVol.2から掲載しています。商品も815のまま20年以上のロングラン商品です。構造的には単純でグリップタイプのバーにプリントを挟んで吊り下げるというもの。
単純なほどつくりはむつかしい場合がありますが、グリップの精度や開閉のぐあいをはかるのがむつかしく、開発当時、実験を繰り返してようやく完成しました。チラシや案内POPを吊り下げて使え、何度も交換して使える便利バナーホルダーとして長きに渡り使われています。
バナーホルダー829はまだ比較的新しい商品です。新しいと言っても、2009年発刊のアルモードカタログVol.8から掲載しています。プリントバナー用紙を樹脂のホルダーで上下セットして使います。樹脂のホルダーはアルミフレームに仕込まれていて、アルミフレームで強度を持たせ吊り下げます。樹脂でグリップするので、あまり大きいサイズでは使えませんがスマートで便利な商品です。
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