内照パネルの開発物語

内照パネルの歴史

30年前、蛍光管を使ったバックライトの内照パネルがありました。看板と同じ仕様でアクリル乳半に文字やシートを貼り込んだもので、ボックスの場合もありましたが、壁をくりぬき埋め込んで作っていたものもありました。蛍光管のランプムラをなくすのに、厚さが150~200㎜必要でした。それでも当時は使われていて、看板などでも主流でした。

アルモードライトの変遷

1993年 業界での様々な要望から、蛍光管に反射板を使った厚さ73㎜の薄型内照パネルを商品化。

1997年 エッジライト(特殊蛍光管)に導光板を組み合わせて厚さ38.5㎜の超薄型内照パネルを商品化。

1997年 A3、B3の小サイズですが、冷陰極蛍光管(専用)に薄型導光板を組み合わせて厚さ21.5㎜の超々薄型内照パネルを商品化。

当時は薄型がもてはやされ、各社薄型の開発を競っていました。薄型を制する者が市場を制するという状況。内照パネル第一次戦国時代です。薄型の内照パネルは飲食店や化粧品店、パチンコ店、アパレルショップ、サービスショップ、百貨店、専門店ビルなど様々なところで使われ、冷陰極管と蛍光管のパネル全盛期を迎えます。

そしてLEDが登場します。

2009年 バックライト(LED)の厚さ77㎜の薄型内照パネルを発表。

2009年 エッジライト(LED)に導光板を組み合わせて厚さ39.5㎜の超薄型内照パネルを商品化。

2012年 エッジライト(LED)に導光板を組み合わせて厚さ24㎜の超々薄型内照パネルを商品化。

2016年 エッジライト(LED)に導光板を組み合わせて厚さ23㎜の超々薄型内照パネルを商品化。

アルモードライトの歴史は日本の サインディスプレイ業界における内照パネルの歴史でもあります。

2012年、我が社は24㎜のLEDパネルを発表しましたが、その後海外から日本に安いLED内照パネルが大量に入ってきました。特に飲食店では、並びの店が普通のメニューから内照のメニューパネルに変えるとインパクトが強烈で、その店だけ目立ってお客様をどんどん集めていく現象が現れました。

競争上、他の店も内照パネルに変えていき、どんどん内照パネルは広まっていきました。市場自体は拡大していきましたが、海外勢に押され国産勢が劣勢を強いられていく状況。内照パネル第二次戦国時代です。

LED内照パネルの再開発物語

圧倒的な価格の安さを前に、我が社のアルモードライトも苦戦を強いられます。質重視のお客様が変わらず支持してくださいましたが、販売量は減少していきました。

そこで再度、1から開発を始めます。材料から仕様まで細部にわたり徹底的に見直しました。LEDの品質も向上していてスペックの内容アップは可能でした。問題は価格です。さすがに海外製と競争するのは大変でした。アルモードライトでは国産品を採用し、国内生産で品質を保ちたいと考えていたからです。それと国産品を使う理由は、日本国内の産業を盛り立てるためでもありました。

何としてもコストダウンを実現しようと努力した結果、33%のコストダウンを成し遂げました。安いものと比べればまだ差はありましたが、同品質のものでは差がなくなっていました。ようやくこれでお客様に満足していただけると世に出しました。

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